今後、理容技術がなくなってしまいそうなのでその特徴であるカミソリをうまく使いこなす基本技術を載せておきます。
カミソリ(レーザー)もハサミ同様、使っていないとうまく使えなくなるので定期的に使っていた方が良いです。
今回はえりそりです。
顔そり編でも紹介してますが、フリーハンドで持ちます。

これです。
えりそりの場合、レーザー(カミソリ)で生え際とうぶ毛の境いめを形作っていくので実は顔そりよりも正確さを求められます。
難しいかもしれませんが、慣れてしまえば自在に形作れます。
コツは剃りすぎないこと。みつえりの幅は人それぞれですので決まった幅はありません。
剃りこみ過ぎて青々としてしまうと目立ちますし伸びてきたときも悪目立ちします。左右が同じくらいに中心に向かって斜めにくるように剃ります。
あくまでも自然に。
一ミリ単位で剃ることができれば眉毛も形作れるのでぜひ習得してみてください。
まずはフリーハンドで右側から
あまりINに入り込むと剃りすぎてえりがなくなってしまいます!
とにかくIN側だけ気を付けてゆっくり剃ります。
どれくらいゆっくりかというと一秒間に3~4センチ進む程度で。
息は止めてもいいですが、私は今は鼻でゆっくり息を吐きながら落ち着いて施術します。鼻息がお客さんにかからない、感じ取られないくらいゆっくり吐きます。
OUTすぎずINすぎず、絶妙な加減を狙います。ここは経験なのでたくさん剃ってください。
次は左側のえりです。バックハンドで剃ります。なのでお客さんの横に立って後ろ気味に体をそらします。
ここでも絶対INに入らないように細心の注意を払います。
せっかく右側がうまくいっても左側がINしてしまうと「左右合わせの法則」により、右側も合わせなくてはなりません。
ここでもINに入らずOUTにふくらまず、絶妙なラインで剃りましょう。
ちなみに忘れてはいけないのがレーザーを肌に当てるときは、ほぼ必ず左手は肌を張ってください。剃るラインを上に引っ張るように親指でぐっと持ち上げます。
向かって左側はレーザーの持ち方はバックハンドです。
この時も左手は親指で肌を張ってます。

最後にえりの下です。
あえて剃らない技術者さんもいます。が、一応やりかたとして、、
剃るラインの測り方は、トップからぼんのくぼまでを測り、その長さを維持したまま今度はぼんのくぼから同じ要領で出した位置、が剃り位置です。
そしてこれは目安なのでそこから剃りあげすぎない適切な位置で剃ります。

全体に言えることですが剃りあとがあまりに青々とさせてしまうと変です。
また女性のえりあしの場合、濃く生えてるわけではないのでINに剃りこみがちです。
ですが、えりあしが細い分、生え際で剃ってしまうと細くなりすぎます。
なのである程度「幅」を広くとって左右のバランスをみながらうぶ毛を剃ります。
またえりあしもそれほど長くはないので剃り上げすぎないように注意しながら施術しましょう。
えりつけを終わります。