サービスの差別化


サービスと聞くとなんとなく得するような気持ちになるのは私だけではないはず。
ただ、今回はサービスを受ける側ではなく提供する側のお話です。

どんなお店でも何らかのサービスをやっていたり、過去やっていたことがあると思います。
業種によってサービスはほぼ何でもアリですから。そして赤字覚悟のサービスから儲けが出るサービスまで幅広いです。
わかりやすいところで行くと
サービス価格・・・・これは皆に公平なサービス
お得意様サービス・・こちらはお得意様限定のサービス

もっといえば「あなただけにサービス」もあるかもしれません。
ただし「あなただけ」をうたってみんなにサービスしている強者店もあります。

ま、それでもそれでもお客さんはサービスされると嬉しいです!

その当お客さんですが、実はサービスという言葉に相当慣れています。サービスされて当たり前の世の中になってしまったようです。これでは身を削ってサービスしていても有難みが減っているのでこちらが狙ったサービス効果が得られなくなってしまいます。
せっかくサービスするならその効果は大きくなるように期待したいです。


あなたはどこまでサービスできますか?
例えば3000円の値段の価値を提供できる時、同額のサービスをするのか?
3800円分のサービスをするのか?
この差額800円分のサービスとはなんでしょう?
マッサージが3分程度長かったり、シャンプー時2~3分程度よく流したり、、
大したことはありません。ですがこの差はていねい感を出すには十分な時間です。
お客様に櫛や手を触れるときはソフトに動かす。なども実にていねいな感じがします。
マッサージではお客様の呼吸に合わせて施術するというのをやったこともあります。
シャンプー時に頭のツボをさりげなく押すというのもあります。
どうでしょう?やれることはたくさんあります。

クーポンやネット環境の整備などでお客さんがお店を見つけやすくなりました。そしてお店に来てくれてからが勝負ということになります。
施術&サービスに手を尽くし、最終的にリピーターになってもらうまで続きます。

こうなってくるとサービス云々ではなくどれだけ気持ちよく、気持ちがこもってるか。
お客様が大ファンになってしまえばもう値段は関係なくなりますからね。
信頼関係が築かれればいいものはお値段関係なくやってくれます。
下心が出るとあっという間に信頼関係は崩れ、残念な結果になってしまいます。
十分気を付けていつまでも信頼に応えられる関係が上得意様との上手な付き合い方ではないでしょうか。

人と人、合う合わないはひとまず置いて、技術を買いに来てくれたことに感謝をしてから始まります。

お店の決まりのサービスってみんなに公平なサービスです。これを事務的にやるか心を込めてやるか。
心を込めて「言葉に発する」です。
「いつもお世話になってるんで」とか「いつもありがとうございます」とか
そう言って手渡されたサービスはお店の決まり事ではなくあなたのサービスになるのです。