バリカン使いの応用

理美容業界で進化しているモノといえば腕 !!  と、道具です。(汗)
特にバリカンの進化はすごいです。コードレスになり、刃の材質もいいもの使っています。
ですがバリカンが進化しているのに私たちの使い方は進化しているのでしょうか?(大汗)
というわけでとっても簡単に刈上げが綺麗に仕上がるバリカン使いを書いていきます。
また今後もバリカンの新しい使い方は進化していくと思うのでその都度お知らせしていきます。


① 早速ですが、、3㎜のバリカンから入れていくとき、すそから入れたらその先に4・5㎜を入れ、さらにその上に6㎜を入れればキレイに刈上げが出来上がります。
バリカンのアタッチメントを付けるタイプに限りますが、アタッチメントを付けるとき、バリカン側のメモリ(0・8㎜~2・0㎜)を0・8㎜に合わせて3㎜のアタッチメントを付けすそを刈り上げます。(通常使用)

② 次にバリカン側のメモリを1.7㎜~2・0㎜に合わせてアタッチメント3㎜のままでいき3・9㎜~4.1㎜を作ります。これは刈り上げた3㎜部分の上に幅5㎜ほどでいいと思います。

③ 今度はバリカンメモリ0・8㎜に直し、アタッチメント6㎜に付け替えて3・9㎜~4.1㎜の上にお客さんに合わせて任意の高さまで刈り上げます。

バリカン応用編

以上が全行程です。ポイントはバリカン3・9㎜~4・1㎜部分ですそ3㎜と6㎜部分をうまくぼかすことです。
数ミリの誤差がありますが実際はほとんどわかりません。段差が目立つ場合には段差部分をよく見て直バサミをかければ完璧です。
頭の形がでこぼこの人やどうしてもハチ周りで黒く残ってしまう部分などにも3・9㎜~4・1㎜の考え方は非常に有効で、すそよりちょっと長くしたい時などに使うとキレイなグラデーションになります。


もっとわかりやすく3・9㎜をやるなら3㎜をすそに入れ次に6㎜をその上に任意の方さで入れます。
その差は3㎜なのではっきりと境目ができます。そこに3・9㎜~4.1㎜を幅5㎜程度入れて境目を消します。
ハサミと目の細かいクシでぼかしていた部分があっという間に解消です。
ハサミでぼかす時間が無くなり短縮されるのでデザイン全体やほかの部分にじっくり取り組めます。

始めから3㎜を使うのに抵抗があるならまずはすそから6㎜で入れてみましょう。そのあと3㎜を入れるか検討します。

美容師さんも今ではバリカン使いがとても上手いです。
これは腕!ですね。あとはバリカンがコードレスになり非常に使いやすく、またアタッチメントなども良くなっていることもキレイに刈れる要因かと思います。

そう思うとバリカンは理容の道具という感じでしたが美容師さんが使うと違った使い方があり非常に勉強になります。
お互いのいいところを使いこなして自分流のテクニックにしてみてはいかがでしょうか。